(埼玉県 F様よりご依頼)

 


 

<お預かりした時計について>

【ブランド】パネライ

【モデル】ルミノール パワーリザーブ

【ムーブメント】Cal.OP IX

 

<症状>

・カレンダー操作ができない

 

→カレンダー操作ができない不具合が出てしまったことをきっかけに
オーバーホールと仕上げ(ケースのみ)をご依頼頂きました。
カレンダー操作の不具合は、「日送り車」というパーツの
カシメが緩んでしまったことが原因です。こちらは交換させて頂きました。
今回なぜカシメが緩んでしまったのかは不明ですが、
よく起きるのが、カレンダーの早送り操作禁止時間帯に
この操作を行ってしまうことによるものです。

 

ちょうど時計の時間で夜8時頃から朝3時頃までの間(時計によって若干違います)は、
先の「日送り車」とカレンダーディスクが噛み合っております(上記画像参照)。
このときはだいたい早送りしようとしても引っかかってやりにくいのですが、
それを無理に早送りしてしまうとパーツが破損してしまうのです。
早送り機構がついている時計であればムーブメントが違っても多くの場合は同様です。
(ブライトリングB20などいつ早送りをしても大丈夫なムーブメントもあります)
カレンダーの早送り操作にはくれぐれもお気をつけくださいね。

 

<料金例>

・基本OH(オーバーホール)料金 ・・・ ¥34,000
・パワーリザーブ機能追加料金・・・ ¥2,000
・日送り車交換・・・ ¥2,000
・ケース新品仕上げ・・・¥13,000
・初回割引(基本OH料5%OFF) ・・・ ¥-1,700
・先払割引(基本OH料5%OFF) ・・・ ¥-1,700
・事例紹介割引(基本OH料5%OFF) ・・・ ¥-1,700

計 ¥49,572(税込)