「机の中から出てきた」
「ずっと使っていなかった」
そのような時計の電池交換をご依頼頂く際
いつも半ば祈りながら裏蓋を開けております。

その理由はこちら・・・↓

そうです。
電池の液漏れです。
久しぶりに懐中電灯を使おうとして
電池が切れていたので
交換しようとしたら
粉だらけになっている・・・
そんな経験がある方も多いと思いますが
同じことが時計の内部でも起きています。

必ずしも起こるわけではなく
ごく軽微なものであれば
綺麗に落とせばお使い頂けますが
電子回路が故障してしまっている場合もあり
オーバーホールまたは
ムーブメント交換が必要になることもあります。

この液漏れを防ぐためには
なるべく速やかに電池交換を行うことが
ただ一つの方法です。

その次にできる対策として
なるべく液漏れしにくい電池に
交換することをオススメいたします。

日々多くの電池交換をさせて頂く
現場での経験上
国産電池よりも海外製電池の方が
液漏れしている確率が
圧倒的に高い印象があります。

格安で販売されている時計の場合は
ほぼ間違いなく
海外製電池が使用されております。
一方意外と盲点なのが
海外製の時計の場合です。
国内で販売する際に
国産電池を入れる場合もありますが
そうでない場合もあります。

性能に差があるわけではなく
あくまでも比較的液漏れがしやすいだけで
国産電池でもまったく液漏れを
起こさないわけではありません。

今動いている時計があれば
止まった際はなるべく早く
電池交換して頂くようご留意頂きつつ
電池交換先をお選びになる際
どんな電池を使用しているのか
ご確認頂くのがいいかと思います。

ちなみに当店の電池交換料金は
通常のタイプは¥1,100(税込)です。
(もちろん国産電池使用です)
デジタルや裏蓋がネジで留まっているタイプは
¥1,650(税込)となります。

加えてパッキンが劣化している場合は
¥330で新しいパッキンと交換致します。
所要時間は約10分〜
(混雑状況によって変わります)
単に電池を交換するだけでなく
内部点検もさせて頂いており
防水検査コースもございます。
詳しくは「サービス内容」ページをご覧ください。

大切な時計を長くご愛用頂くためにも
電池が切れたら速やかに交換し
使用する電池にも少し気をかけて頂ければ幸いです。