OMEGA Cal.8500の注意点

 

先日オーバーホールさせて頂いたオメガのCal.8500について、
おせっかいながらお渡しの際に修理技術者視点でのアドバイスをさせて頂きました。
同じ機種をお使いの方には有用かと思いますので記させて頂こうと思います。

 

世の中には様々な時計があり、使われているムーブメントも多種多様です。
そして修理箇所や故障しやすい箇所もムーブメントによって違います。

 

そんな中、Cal.8500では下記のパーツの故障が多い傾向にあります。
それは↓のHour wheelと呼ばれる「時」を示す針がついている車です。
中にごくごく小さいバネが入っているのですが、これが折れてしまっているケースがあります。

 

 

故障の原因ですが、このCal.8500搭載モデルの特徴として、
リューズを1段引くと時針を1時間単位で回すことができるのですが、
日付を合わせるためにグルグルと回しすぎてしまうのが原因ではないかと推測しております。
頻繁に海外へ行く方にとっては簡単に「時」を進められるので非常に便利な機能であり、
普段使いにはまったく問題ないのですが、あまり強く回しすぎないようご注意ください。
できればリューズを2段引いた状態で普通に針を回して日付を合わせることをオススメします。
とはいえ15日もその状態で回すのは大変なので、こまめに日付を合わせるようお願いします。

 

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OMEGA Cal.8500の注意点” への2件のフィードバック

  1. このキャリバー8500にパーツ、破損している場合は、通常交換して時計を修理するのでしょうか。
    それともこの歯車自体を分解して修理し、使えるように再利用するのでしょうか。

  2. >lovewatchさま

    コメントありがとうございます。このパーツが破損してしまっている場合、
    ほとんどが中のバネ状のパーツが折れており、残念ながらパーツ交換となってしまいます。

    その他のパーツについては、ブランドやキャリバーに限らず、
    修理可能な場合や交換しないほうが料金的に安い場合はなるべく修理して使う方針でやっております。

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